企画サイト(ネット上での宣伝)

ネットに接続できれば誰でも閲覧できる企画サイトを作るのがもっとも望ましい。
mixiにコミュを作るのも良いが、mixiの性質上企画者の知り合いや賛成の人間ばかりが集まりやすく議論には不向き。
コミュでは決定事項の周知や協力の呼びかけにとどめ、議論は企画サイトの掲示板と現場で並行して行なうのがよいでしょう。



  • 企画サイトの作成

サイトを作る力量がなければブログを借りる、それもダメなら掲示板のみでも問題はないでしょう。
重要なのは見た目ではなく内容・運営です。
あるいは企画サイトが用意できるまで、このサイトの掲示板を使っていただいても構いません。ハロプロファン私設企画指南書掲示板
デザインなどに拘り公開が遅れるのが最悪のパターンです。
現在の決定事項や進捗状況だけでも、とにかく公開を最優先に。デザインなどは後からいくらでも変更できます。



  • 企画サイト自体の宣伝

企画サイトそのものは宣伝・告知の拠点であって、作っただけでは何の役にも立たないことは明白です。
ファンサイト・ブログ・掲示板への宣伝の書き込みや管理人へのメール、対象メンバーのmixiコミュ二ティや同じグループのメンバーのコミュへの書き込み、ツイッターで対象メンバーやグループのハッシュタグを付けてのツイート、等等いくらでも宣伝先・方法はあるでしょう。
自分の日記や企画コミュニティに「宣伝してください」と書くだけでは人は動きません。(コミュニティに参加するぐらいはしてくれるかもしれませんが)


2ch(狼)への書き込みもアリでしょう。
叩かれるだけという印象を持っている人が多いと思いますが、しっかりした企画ならそれほどでもないはずです。
匿名であるため、知り合いだと指摘しづらいことが指摘してもらえたり外部から見た率直な意見(例えば進捗状況が伝わってこず不安、など)がもらえる可能性もあります。



  • 企画サイトのコンテンツ

決定事項や進捗状況を告知するページと、議論のための掲示板(もしくはそれに準じるもの)、公式と無関係であることの明記*1の3点は最低限必要でしょう。
議論の場所は、ネットに接続できればPC・携帯等問わず誰でも書き込める掲示板が望ましい。
「自分の意見が公開されるのはちょっと…」という人のためにメールフォームの設置orメールアドレスを公開するのもいい。
但しどちらかのみにするなら掲示板にするべきである。
メールだと届かないこともあるし、内容によっては届かなかったことにして無視してしまうこともできるためです。



  • 画像の使用等について

サイト、フライヤー(チラシ)、企画スタッフの名刺等、あらゆる部分でメンバーの画像を加工したものが使われているなど、企画サイトは見た目や印象を重視する傾向があり、タレントや関係者の方への配慮が疎かになりがちです。
企画が関係者の黙認の元に行われていれば「応援目的なら画像を使っても問題ない」という誤解を広げたり、サイトデザインを競って画像加工がエスカレートしたり、注意されても「他サイトもやっているのになぜうちだけダメなのか」という言い訳が立ってしまう等、さらなる権利侵害の連鎖につながってしまいます。
また、"Copyright(C) 2010 ○○私設企画サイト,All rights reserved."というような表記は、「サイト内の著作権と全ての権利は『○○私設企画サイト』が所有しています」という意味を持ち、単なる権利の侵害だけでなく、本来の著作権者に極めて失礼にあたることがわかります。*2


著作権や肖像権を侵害していると、そのことを不快に思う方を最初から選別してしまうことになります。
本当にその企画がタレントの著作権や肖像権を侵害しないと成り立たないものなのか、それをする意味はいったい何なのか、他の方法で十分に支持を得られる方法が無いか再検討してみませんか?
メンバーや関係者の方との信頼関係のうえで企画が実施できるように、可能な限り相手の権利を侵害しないよう意識し、決して「喜ばせてあげるから好き勝手やらせて」とはならないようにしましょう。

*1:「この企画はファン有志によるものであり、主催者とは一切関係ありません」のような注意書き。これは宣伝用のフライヤーやボードにも必要

*2:"Copyright(C)"や"All Rights Reserved."について説明しているページです。とほほの著作権入門