企画内容

  • 禁止事項

企画というものは関係者の黙認のもとに行われるものであるため、基本的にグレーゾーンです。
明確な基準が存在しない以上、その内容は企画者達の良識に任されるわけですが、当然「グレーゾーン=何をやってもいい」ではありません。
絶対に行ってはならないもの(或いは関係者から却下される)、行うことが推奨できないものをいくつか例示します。

    • 横断幕、垂れ幕の類

サイリウム以外の案として挙げられるものの筆頭ですが、過去の事例・会場責任者との話からも完全なNGです。(過去の企画でも行われていたという報告はいくつもありますが、いずれも話を通さずゲリラ的に行ったものでしょう)
逆に言うと、フットサル以外の現場においてはいかなる理由でも横断幕が許可されることは無いと言ってほぼ間違いありません。
主な理由としては以下が考えられます。

      • 他の観客の視界を遮る可能性がある
      • 落下の危険性
      • 取り付けによって会場施設の破損に繋がる可能性がある
      • 一部ファンのメッセージを場を借りて提示することに他ならない(ものすごく大きなボードと同じ)
      • ある見方では著しい演出の妨げとなる

ジュンジュン22歳聖誕祭企画にて、FC・会場・主催に連絡し許可を得たとの事。
コンサートではなくFCイベントであったためFCの権限がある程度大きいこと、東海地区の公演は主催がゆるい(?)こと等が相まって許可が出たのではないかと推測されます。
しかしこの前例ができたとはいえ、今後の企画での横断幕の使用を考えるのは上述のことから依然慎重さが求められるべきでしょう。



    • 関係者に公演内容を教えてもらおう、公演内容を一部変えてもらおう、お祝いのタイミングでこれこれという特別な対応(演出の変更など)をしてもらおう等

論外です。が、「お祝いなんだから少しぐらいサービスしてくれてもいいはずだ」と考える人もそれなりにいるようです。
主催者は、チケット販売時に各回の内容の違いについて説明している場合を除いて公演内容の同一性を保たなければならないため、後付けで実施公演が決められる企画の許可をすることはできませんし、上記のようなことも当然出来ません。
自分達はあくまで客であり受け身の立場であることを弁えましょう。



    • 特定の座席の人に依存する内容

多くの座席を使って文字や数字を表したり、2階最前席/立ち最前席の人にボードや垂れ幕を持ってもらう類の企画は、もしその座席の人が来なかったり企画への参加を拒否すれば成り立たなくなってしまいます。
残念ながら参加の強要をした企画も散見されます。
また、特定の座席の人に負担がかかり、その人が公演自体を楽しめなくなってしまう可能性も否定できません。





  • 企画は行わなければならないものではない

誕生日だから、出身地での公演だからといって、企画があって当然ではないし、協力してもらって当然ではありません。
逆に企画がなければ「誕生日おめでとう」という気持ちも「おかえり」という気持ちも全く抱かないか?と言われれば決してそんなことはないでしょう。
それらの気持ちを一定の形にまとめた/まとめようとしたものが企画であるということに過ぎません。
実際、新垣里沙さんや田中れいなさんの誕生日に近い公演では、事前に何の企画もなくとも聖誕祭企画が行われた公演とほぼ同等の様相をなしたこともあり、わざわざ企画を立てる意義は薄れてきているともいえます。


そして、他のメンバー・ファンのことも十分に考える必要があります。

そもそも、コールを統一するというのはそれなりの準備が必要となります。
これ、重要ですが「例え誕生日当日であろうが、凱旋場所であろうが」です。
メンバーの出身地って、みんなわかっててライブに参加するのか?
メンバーの誕生日って、みんなわかっててライブに参加するのか?
これが元にあるからです。


(中略)


考え付いた人は「メンバーを喜ばせたい」という想いに終始するでしょう。もちろん重要なことです。
ただ、モーニング娘。はもちろん、グループで活動している以上は他のメンバーを無視することは許されない。
例えそれが本人が絶対に主役になるであろう「誕生日当日」や「凱旋場所」であろうがです。
やはり一人ひとりが主役であり、その中でのプレミアムが「誕生日当日メンバー」だったり、「凱旋メンバー」であるはず。
この気持ちを忘れてしまうので、問題が発生する。
 例えば過去の例とするならばごっちんキャプテン公演辻希美生誕祭。
辻希美はソロで活動していたものの、キャプテンであるごっちんごっちんファン、美勇伝美勇伝ファンが同じ会場内に
いる。そのメンバーやファンの人の気持ちを考慮し、誕生日当日であるけど、この1日は辻希美ファンのわがままに
付き合ってほしい。おそらく皆がその気持ちを忘れることなく、生誕祭に賛同したサイト主は動いたと思います。
これを「やって当然だ」みたいな想いでいるなら、ごっちん美勇伝ファンは納得いくものでしょうか?


  • どのような内容にすべきか

初めて企画が行われてから7年以上が経過し、最近では企画にマンネリを感じて奇抜な内容をやりたがる人も多いように思います。
しかしそれは慣れている人の感じ方であって、企画が行われる公演に参加するのは初めてという人も、そもそも企画の存在すら知らない人も公演には参加しているでしょう。
サイリウムをどうやって光らせればいいかすらわからない人だってざらにいます。
メンバーの顔と名前が一致していない人だって中にはいるのではないでしょうか。
そのような人達に配慮して、あまり凝った内容にするのは避けるべきでしょう。
そして企画に参加しない人がいくらかいても問題ない内容にすべきでしょう。




  • 強制につながらないように意識する

多くの人が参加するイベントには人それぞれが思いを持って会場に足を運ぶので、企画を良く思ってない人(例えばサイリウムの色や、企画の進め方等)にも、数の論理で押し付けとならないよう強く意識する必要があります。
「ご賛同いただける方は協力よろしくお願いします」は相手の任意ですが、「○○はできるだけしないようにお願いします」といった主張は半強制になります。
私設企画責任者はもちろんのこと、企画協力者や企画参加者がどんなに素晴らしい企画だと思っても、任意と強制の違いをしっかりと認識し、イベントへ参加する一人一人の意思を尊重するようにしましょう。





  • 自己満足になっていないか注意する

企画協力者同士で話し合いを行っていると、徐々に盛り上がってきて本来の目的から逸れていくことがありますが、私設企画というものは、限られたごく一部のイベントにおいて、メンバーへファン一人ひとりの気持ちを伝える一つの手段として黙認されることはあっても、以下のような理由で企画が黙認されることはありえないことに注意しましょう。

    • サイリウムが余ったり、赤字になったら企画は本当の成功とは言えない」
    • 「企画を成功させるためには手段を選ばない」
    • 「時間が迫っているので」と押し切る
    • 「DVDに残るのが嬉しい」