配布と回収

  • 配布について

最近は、企画者たちが「企画側で○色サイリウムを○○本配ります!」と書いている企画が目立ちます。
また参加者側も「(熱意を見せるために)サイリウムは全部企画側で用意しろ!」と主張してることが多々あります。
しかしこれは本来の企画の意図からするとあまり好ましい事ではないのではないでしょうか?




企画とは、ファン一人ひとりの感謝やお祝いの気持ちを一つにして届けるための手段として行なうものです。
ということは、企画に必要なものは参加する一人ひとりが持ち寄ることが企画のあるべき姿。
企画側が用意するのは、当日まで企画を知らずに会場に来た(且つその場で企画に賛同した)人に渡すだけの量に留めるべきでしょう。
もちろんそのような人を一人でも減らすために、宣伝に尽力していることも重要です。
そして告知サイトなどで用意したものの量を書くべきではありません。
なぜなら、用意されてるんだから会場でもらえばいいやと考える人間を生み出すからです。



  • 回収について

「最後まで会場内に残って、サイリウムが1本も落ちてない状態にしよう!」というのは一見良い心がけに思えそうですが、実はそうではありません。
たしかに一つ残らずゴミを回収すれば、会場側がゴミを回収する手間は省けます。
しかし、ゴミが落ちていなくても公演前には客席の掃除が必ず行われます。
むしろそれよりも、会場内にいつまでも観客に居座られる方が会場や主催者としては迷惑なのです。
昼公演と夜公演の間には、音響や照明の調整など。
夜公演後には、ステージセットのばらしなど。
これらは会場内から観客が完全にいなくなるまで始められません。
時間が押すと会場から追加料金を取られかねませんから、多少のゴミがどうこうよりも観客の退場が早いか遅いかが重要なのです。
ゴミ回収は、自分が退場する時に付近に落ちているものを素早く拾う程度に留めましょう。


会場外の回収も、退場のボトルネックとなる場所から十分離れた、人の流れを妨げない場所で行いましょう。
特にエスカレーターが設置されている会場では、回収による人の滞留のためエスカレーターで将棋倒しになる危険性があるため、エスカレーターから十分に離れた場所で行うべきです。